漢方薬
漢方薬は(例)「頭が痛い」ときだけに飲むのではなく、決められた薬を毎日飲むことによって、徐々に身体の状態を改善していきます。
西洋医学の場合、頭が痛ければ体質や頭痛の原因などに関係なく、皆、同じような薬が処方されますが、漢方薬は体質や原因によって処方される薬は異なってきます。
漢方薬は心と体に穏やかに効き目がありますので、自律神経失調症に適しているといえます。
漢方薬は、だいたい1〜2週間で効果が出てくるといわれています。
副作用は、あまりないと思われがちですが、実は、副作用があるものもあります。また「証」にあったものを服用しないと症状が悪化することがあります。
では、証とは何でしょうか?証とは、体格、ライフスタイル、体質、性別、性格などを基準に出された、漢方薬的な診断です。証によって、処方される漢方薬が決まってきます。この証は、症状や状態によって違ってきます。そのため、一年前の自分と今の自分とでは証が違うことがあります。
診断するときには、舌や目、体型などを見る観察(望診)、声の調子、言葉の明瞭さ、体臭、口臭、呼吸の状態などを聞いたり、嗅いだりする診断(聞診)、脈、腹の状態を触れる診察(切診)、症状の経過、日常生活のことなどを聞く診察(問診)があります。これらを元に「証」を決めます。
虚証=病気に対する抵抗力や体力のない人。虚弱体質。
実証=病気に対する抵抗力のある人。体力のある人。
中間証=虚証と実証の中間の人。
このように漢方薬は、自分勝手に服用すると副作用がひどくなることがありますので、医師や薬剤師に相談してから服用しましょう。
ここに書いてあることは、あくまでも参考のひとつとして考えてください。
製薬会社によっては、微妙に漢方薬名が違ってくることもあります。漢方を取り扱っている病院を「ツムラ」で紹介しています。参考にされてみてください。
漢方のお医者さん探し
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温清飲(うんせいいん)
中間証〜虚証
目標
手足のほてり、のぼせ、不眠、精神不安。
適応
神経症、更年期障害、血の道症、月経困難、月経不順、貧血、うつ状態。
胃腸の弱い方は、必ず医師・薬剤師に相談しましょう。
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黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
実証〜中間証
目標
頭痛、のぼせ、顔面紅潮、不安、イライラ。
適応
イライラするときの諸症状、不眠症、ノイローゼ、めまい、動悸、高血圧、更年期障害などに効きます。また、血の巡りが悪い人にも用いられます。
いらいらするとなかなか寝られなくなります。自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
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葛根湯(かっこんとう)
実証〜中間証
目標
主に風邪に用いられます。風邪などの症状に伴う発熱、頭痛、悪寒があり、自然発汗を伴わないとき。
適応
体力のある方の、頭痛、肩こり、手や肩の痛み、腰痛に効きます。
葛根湯は風邪のひき始めによく用いられますが、実は肩こりや筋肉痛にも効能があります。身体の弱い方は服用しないでください。
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加味逍遥散(かみしょうようさん)
中間証〜虚証
目標
疲れたときの、肩こり、めまい、頭痛、不眠、精神不安。更年期の方のわき腹の圧痛や張りに。月経異常。
適応
更年期障害、血の道症、冷え、月経不順、月経困難、不眠、うつ状態、パニック障害、頭痛、動悸、息切れ。
血の循環が悪くそれに伴う諸症状に効きます。基本は運動すること。運動をして血の巡りをよくしましょう。
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圭枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
虚証
目標
精神不安や神経過敏に。手足の冷え、疲れやすい、不眠に。
適応
不眠、神経質、眼精疲労、更年期障害、冷え、パニック障害、インポテンツ
神経を休ませるために、寝る前のゲームやパソコンを長時間することは避け、カフェインの入っているものを飲むのは避けましょう。寝る前に体操をしたり、静かな音楽を聴いたりして神経を休ませましょう。
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桂枝茯苓丸(けいしぷくりょうがん)
実証〜中間証
目標
肩こり、めまい、のぼせ、頭痛、足のひえ。
適応
月経異常、月経困難、月経痛、月経不順、更年期障害、冷え、腰痛。
桂枝茯苓丸は、足の冷えなどの原因である、血行障害などに用いられます。血行をよくするために服用しながら適度な運動を心がけるようにしましょう。
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五苓散(ごれいさん)
中間証
目標
口の渇き、頭痛、めまい、むくみ、吐き気、王と、下痢、腹痛。
適応
嘔吐、吐き気、腹痛、頭痛、むくみ、めまい。
尿量の少ない方の急性胃腸炎、頭痛、むくみに効きます。
冷たいものの飲みすぎなどによって、尿量が少なくなる人がいます。特に夏場はクーラーの効いている所で飲む機会が多くなりがちです。冷たいものを摂りすぎるのは避けましょう。
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柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
実証〜中間証
目標
頭痛、便秘、肩こり不眠、イライラ、精神不安。
適応
不安、不眠、動悸、神経症、更年期障害、高血圧、更年期障害、うつ状態、パニック障害。
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小建中湯(しょうけんちゅうとう)
虚証
目標
手足のほてり、倦怠感、血行不良、動悸、軽度の冷え。
適応
神経質、倦怠感、疲労、冷え、動悸、息切れ、腰痛。
小建中湯は子供の虚弱体質や夜泣きにも用いられます。
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小柴胡湯(しょうさいことう)
中間証
目標
食欲不振、吐き気、倦怠感、口の渇き。
適応
小柴胡湯は風邪の後期に用いられます。
血圧の高い人や肝臓・心臓・腎臓に障害のある方は、医師・薬剤師に相談してください。
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大柴胡湯(だいさいことう)
実証
目標
わき腹に強い圧痛や張りがあり、肩こり、頭痛、めまい、不眠、耳鳴り、息切れ、便秘、吐き気、食欲不振、嘔吐に。
適応
常習性の便秘、胃炎、不眠、高血圧、うつ状態、頭痛、眼精疲労、肩こりに。
高血圧の方の便秘はよくありません。毎日便が出るように繊維のあるものを食べ規則正しい生活を心がけましょう。
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釣藤散(ちょうとうさん)
中間証
目標
中年以降の人で慢性頭痛、、肩こり、めまいに。
適応
めまい、高血圧、肩こり、慢性の頭痛、眼精疲労
激しい痛みの頭痛ではないが、なんとなくわずらわしいといった症状に用いられます。胃腸が弱く冷え性の方は必ず医師・薬剤師に相談してから服用しましょう。
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桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
実証
目標
便秘気味で月経困難、月経不順があり、精神不安、興奮、肩こり、頭痛、めまい、のぼせなどに。
適応
めまい、肩こり、頭痛、便秘、腰痛、月経困難、月経不順、月経時の精神不安、高血圧、更年期障害、冷えに。
月経時の痛さと便秘による腹痛でつらい思いをする方に、桃核承気湯は用いられます。おなかを温めることを心がけましょう。
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当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
中間証〜虚証
目標
手足の冷え、めまい、耳鳴り、頭重、頭痛、肩こり、腰痛、動悸に。月経周期に伴い、腰痛、倦怠感、むくみのある方に。冷えようで貧血気味の方。
適応
めまい、むくみ、倦怠感、月経不順、月経困難、更年期障害、頭痛、肩こり、足腰の冷え、低血圧、当帰芍薬散料は、女性に適した漢方薬で、血行をよくしますので冷え性や肩こりを治します。
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八味地黄丸(はちみちおうがん)
中間証〜虚証
目標
腰痛、口の渇き、倦怠感に。中年以降の排尿異常、冷えしびれ、下半身の脱力感、痛みに。
適応
むくみ、神経痛、高血圧、腰痛、低血圧、神経痛、眼精疲労に、インポテンツに。
腎臓の働きを促進させ、尿が出にくい人、また、夜中に尿を感じる人に八味地黄丸料は用いられます。胃腸の弱い方は服用を避けてください。
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半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
中間証〜虚証
目標
神経性胃炎、むくみ、不安神経症に。
適応
神経性胃炎、むくみ、不安神経症、更年期障害、不眠、うつ状態、パニック障害、動悸、息切れに。
ストレスなどから上記の症状は起こります。ストレスをためないように、自分流のストレス発散法を見つけましょう。
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補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
虚証
目標
頭痛、動悸、精神不安、倦怠感、食欲不振、貧血。
適応
虚弱体質、全身の疲労、食欲不振、低血圧、冷え、眼精疲労、ドライアイ、腰痛、インポテンツ。
補中益気湯は、消化器系の機能低下を回復させて全身を元気にさせます。ストレスやいらいらなどは、胃腸の働きを低下させてしまいます。なるべく、ストレスをためないようにストレス解消法を考えましょう。
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六君子湯(りっくんしとう)
虚証
目標
慢性的な胃腸機能の低下で、食欲不振、全身の倦怠感に。手足の冷え、便秘貧血。
適応
胃痛、胃炎、食欲不振、消化不良、嘔吐、倦怠感、疲労、低血圧、冷え。
六君子湯は疲れやすく、貧血性で冷えのある方に用いられます。
ストレスや睡眠不足、運動不足などから食欲不振が起こることがありますので、それぞれの対処法を自分流に考えてみましょう。また、消化のよい暖かいものを食べるように心がけましょう。
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苓桂求甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
中間証〜虚証
目標
ノイローゼや神経症、息切れ、動悸、不眠、下半身の脱力感、しびれ、疲労、尿量減少に。
適応
めまい、ノイローゼ、動悸、息切れ、神経質、頭痛、低血圧、パニック障害。
苓桂求甘湯は、尿量の少ない方やめまい、ふらつきのある方の上記の諸症状によく用いられます。適度に汗が出るくらいの運動を心がけ、それを補うくらいの水分を摂るようにしましょう。
苓桂求甘湯を服用する際、血圧の高い人や高齢者、心臓・かんぞうんに障害のある人は必ず医師・薬剤師に相談しましょう。
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