自律神経失調症になる原因
自律神経失調症の原因は、自律神経のバランスの乱れによるものですが、なぜ自律神経のバランスが乱れるかは、人それぞれです。どんな病気でも根本的な原因を探ることが治療への第一歩ですが、自律神経失調症の場合、それが簡単なことではありません。
ストレス
自律神経失調症の原因で一番多いのが「ストレス」です。
ストレスにもいろいろあり、大きく2つにわけると「外的要因」と「内的要因」があります。
外的要因には、季節の変化、地震、台風などによる災害、職場、家庭環境、対人関係。騒音、公害、気候、気圧などがあげられます。
内的要因には、生まれつきの体質や性格、物事の受け止め方や考え方、病気などがあげられます。
これらのストレスがいくつも重なり、その人のストレスの許容範囲を超えたときに、自律神経のバランスが崩れ、自律神経失調症になります。
生活リズムの乱れ
生活のリズムが乱れることによっても自律神経がうまく働かなくなります。
現代社会において、医療関係、交代制工場勤務、警備、交通関係などの仕事は時間が不規則で自律神経のバランスが狂ってくることがあります。
また、受験勉強、ネット三昧、深夜番組を観る、夜の付き合いなど、毎日夜更かしをしていると自律神経がうまく働かなくなります。
さらに、食生活の乱れも原因の1つです。
上記のような夜更かしや不規則な生活をしていると、食事の時間もまちまちになってきます。また、外食やコンビニでのお弁当ばかり食べていると必要な栄養素がとれません。栄養のバランスがとれる食生活、朝・昼・晩と3食きちんと食事をとる生活を心がけてください。
体質的なこと
生まれつきストレスに弱く、自律神経の調整機能が弱い人。子供の頃、よく吐いたり、下痢しやすかった人、よく熱が出たり、乗り物酔いしやすかった人、思春期には立ちくらみや目まい、動悸、頭痛、低血圧や便秘に悩まされた人などは体質的なことが原因といえるかもしれません。
しかし、自律神経失調症になりやすい人でも、スポーツで体を鍛えることによって体質を改善した人もいます。
性格的なもの
性格的なものが原因になっていることもあります。
ストレスは誰にでもあります。そのストレスに抵抗できる力を持っているかどうかは、その人の性格に関係してきます。
頼まれると断れない、嫌なことがあっても言葉や態度で表現できない人、神経が過敏でささいなことにとらわれる人、他人の目が気になる人、頭の切りかえが上手にできない人、人づき合いが苦手で相談相手がいない人など、上手に気分転換ができない人は、ストレスに弱いといえるでしょう。
そして、ストレスがたまり、解消できないままどんどんと蓄積され、自律神経に乱れが生じてきます。
以上、いくつか原因をあげましたが、自律神経失調症は本当にたくさんの原因となるものがあり、根本的な原因を決めることは容易ではありません。自分は何が原因で自律神経のバランスが崩れているのかを探し、ときに医療の力を借りる必要があります。