処方される薬

病院では、主に抗不安薬、坑うつ薬、自律神経調整薬、睡眠薬が処方されます。この際に、医師の指示通りに服薬してください。間違って服用すると最悪、死に至ることなどもある薬があります。


薬に依存したくないからと、症状がやわらいできて、急に服用をやめると副作用が出ることがあります。医師と相談しながら薬の量は調整しましょう。

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皆様にお願い。「薬の効能を詳しく書いてほしい」とのご要望が時々寄せられますが、私は薬剤師でも医師でもないため、1種類1種類詳しくここで載せることはできません。薬に関して詳しいことを知りたい方は以下のサイトを参考にされてください。よろしくお願いします。

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抗不安薬

不安や緊張をやわらげます。リラックスさせる作用もあり、睡眠に関するトラブルにも用いられます。また、自律神経失調症にもよく用いられ、それに伴う肩こりや腰痛、めまい、食欲不振に効果があります。


強い作用が働く薬を飲むと睡眠作用が強く働き、ふらつき、倦怠感などがあらわれます。軽い作用のものは、睡眠作用が少ないので、転倒しやすい老人によく用いられます。


また、最初から強い作用の薬を処方すると副作用などの心配があるため、初診の際には軽い作用のものから処方されることがあります。




抗うつ薬

うつ状態を改善し、気分を高めます。憂うつで日常生活を送れない、何もする気になれない症状に処方されます。抗うつ薬は全般的に効果があらわれるまでに1〜3週間かかります。




睡眠薬

不眠を解消させる薬。

日本ではほとんどがベンゾジアゼピン系睡眠薬が処方されています。デパス、レドルミン、アモバン、マイスリーなどは非ベンゾジアゼピン系ですが作用は同じです。


ですから、ベンゾジアゼピン受容体作用睡眠薬と言われています。ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、脳内で主に大脳辺縁系と呼ばれる部位に働きかけます。


大脳辺縁系は、怒りや不安などの情動を引き起こしたり、食欲や性欲などの本能と密接にかかわる部位です。これらの部位に作用して不安や緊張などをほぐし、しだいに眠りに導くのではないかと言われています。



副作用は少ないですが、翌日になって起きても眠気を感じたりすることがあります。しかし、これらは、睡眠薬の種類や容量を変更することで対応することができます。また、健忘もまれにみられます。


夜間に目が覚めてものを食べたり、家族と話したりしたことを覚えていないということがあります。これらも、睡眠薬の種類を変更することが必要です。



睡眠薬を飲み続けるとやめられなくなる、健忘症・ボケになると言われ、まわりから「やめるように」言われることがあるかもしれません。しかしこれは昔の考えなのです。以前はバルビタール系睡眠薬が使われていました。


この睡眠薬は飲み続けるとしだいに効かなくなり、増量しなければならなくなる、強い身体依存や精神依存を起こす、また、急にやめると禁断症状が出るなどの問題がありました。これらの問題が一般的に暗いイメージを植え付け、現在の睡眠薬にも同じような症状が出るであろうと誤解されています。



しかし、ベンゾジアゼピン系にはこのようなことは起こりません。ですから、睡眠薬がないと眠れない人は、医師との相談のう上、決められた用量を服用すれば、飲み続けても身体、精神面においてひどい副作用はありません。


むしろ、最近では睡眠薬を服用することによって快眠がえられるのであれば、服用することがすすめられています。が、疲れていて自然に快眠がえられるのであれば、無理に飲む必要はありません。


医師と相談し、飲む必要のない日は飲まず、眠れそうにない日に服用する・・・と自分で調節する人もいます。



このように、現在の睡眠薬は安全なものですので、自殺を目的として、たくさん飲んでも死ねなくなっています。睡眠薬で自殺を図るのは昔の話なのです。


超短時間に作用する薬

作用の出現が早い、作用の持続が短い、朝の目覚めがよい、次の日への持ち越し効果がほとんどない。


トリアゾラム(ハルシオン、ハルラック、トリアゾラム、アサシオン、アスコマーナ、カムリトン、トリアラム、ネスゲン、パルレオン、ミンザイン、フロサイン)


ゾピクロン(アモバン、アモバンテス、ゾピクール、アントマイリン、スローハイム、ドパリール、メトローム、ゾピバン)


ゾルピデム(マイスリー)




短時間に作用する薬

作用の発現が早い、作用の持続が短い、朝の目覚めがよい、次の日への持ち越し効果が比較的少ない。


リルマザフォン(リスミー) ロルメタゼパム(エバミール、ロラメット) エチゾラム(デパス) ブロチゾラム(レンドルミン、グッドミン、メキンチル、ブロメトン、シンベラミン、ゼストロミン、ソレントミン、ノクスタール、ユリモラン、レドルパー、レンデム、ロンフルマン、アムネゾン、ネストローム、ブロゾーム、ブロチゾラン)




中時間に作用する薬

翌日への持ち越し効果を来たすことがある。


ニトラゼパム(ベンザリン、ネルボン、ニトラゼパム、ノイマックス、ネルロレン、チスボン、ノイクロニック、ヒルスカミン) ニメタゼパム(エリミン) フルニトラゼパム(ロヒプノール、サイレース、ビビットエース、フルトラース、フルニトラゼパム) エスタゾラム(ユーロジン) クアゼパム(ドラール)




長時間に作用する薬

日中の精神運動機能に影響が出ることがある。翌日への持ち越し効果がある。抗不安効果が強い。


フルラゼパム(ダルメート、ベノジール、インスミン、ネルガート) ハロキサゾラム(ソメリン)





自律神経調整薬

抗不安薬を使うほどではないという方や、副作用が気になる方に使用されます。しかし、効果が出るまでに時間がかかります。この薬は、脳の視床下部に働きかけ、交感神経や副交感神経の乱れを本来の働きに戻します。


グランダキシン、ベレルガル、ハイゼット、ブスコパン、リズミックなど








これらの薬と並行して、生活環境を改善したり、他の治療法を用いて治していく必要があります。自律神経失調症は内臓などの病気と違い、薬だけで治すことはできません。


処方される薬だけを飲み、後は何もしないならば、いつまで経っても症状は改善されません。また、今日は症状が重いからと、薬の量を多くしたり、症状が軽いからと量を減らしたり・・・などは絶対にしないこと。(医師から「自分で調整しながら飲んでください。」と、言われていたら別ですが。)


また、薬を飲むことによって「症状が軽くなる。」と、信じることです。どうせ効きやしないと思っていては効果が得られないことがあります。薬を処方するのは心理効果も医師は考えています。「病は気から。」という言葉は、自律神経失調症にぴったりあてはまるのです。