自律神経失調症とうつ病は違うのですか?

答えは違います。


まず、うつ病は間脳の機能障害が関係していると言われています。間脳は脳の深部にあり、人間の生命現象をつかさどる中枢と言え、生命感情とも密接な関係があります。この生命感情の低下がうつ病の症状です。


簡単に言えば、“脳が関係している病気”です。自律神経失調症は“自律神経のバランスが崩れて諸症状が出る”わけですから、うつ病とは違います。



また、治療も異なります。うつ病は、脳内の神経伝達物質の働きが悪くなり、症状が発症しますが、自律神経失調症はストレスを取り除く、生活のスタイルを改善するなど、自律神経を正常に働かせることから始めなければなりません。


しかし、自律神経失調症と思っていても「うつ病だった」なんてこともあります。特に、仮面うつ病は精神的な症状があまり目立たず、身体的な症状が目立つ場合があります。


そのため、自律神経失調症と勝手に判断し、または自律神経失調症と診断されて、自律神経のバランスを良くするために一生懸命スポーツをしたり、気分転換をするために無理に外出をしたりするかもしれません。ところが、それらが負担になり、気がついたときには危険な状態になっていることがあります。


医師であっても、自律神経失調症、うつ病、神経症など「これ」と診断をすることが難しいときがあるそうです。また「うつ病」だけど「自律神経失調症」の諸症状を持っている人がいます。


しかし、自己診断せずにまずは病院にいって原因を知る、そして治療をすることをおすすめします。